新製品

フラックスフィーダー用のランスパイプ。装置内(フィーダー)でフラックスを不活性ガス(N2やAr)と混合したものを溶湯深くに吹き込むためのパイプです。消耗品として販売もしておりますが、お客さまにはホームセンターで購入できる白ガス管を加工して吹き込み用のパイプとして使用する方法もお伝えしていました。実際、多くのお客さまが自作されてます。

さて、この従来型のランスパイプにも欠点があります。フラックス成分がパイプの内側(特に先端部で)に触れたり付着すると溶けて付着してしまうことがあります。そのまま使用するとパイプが狭窄し、いずれ閉塞してしまいます。

この課題を解決するために、写真のように(イメージです)外側を不活性ガスのみが通るような高耐久のランスパイプを開発しました。外側は断熱ジャケットのような役割を果たし、内側のパイプが高温になることを予防します。このためフラックスが内側のパイプに触れても溶けることがなく、交換頻度を少なくすることができます。

※但し、耐久をよくするために2つのことをご注意ください。
1. 吹き込み完了後は、ランスパイプを溶湯から引き抜いた後に(できれば余熱が取れた頃に)ガスのバルブを閉に操作してください。
2. 外側パイプのガスの流量が少ない場合には十分なジャケット効果が得られないことがあります。調整をしてください。

イメージ写真です。実際とは異なりますが、このように外側を不活性ガスのみが通り、内側をフラックスとガスの混合したものが通ります。

実物写真